自由な発想で未来へ。

開発設計という仕事

部品配置、スペース、強度、耐久性、コスト、品質など、お客様が要求する機能・性能、条件に沿って機構や意匠を具現化した製品を設計し、図面化する仕事です。当社が手掛ける自動車部品は、運転者の安全に大きくかかわる重要保安品であるため、検証実験を繰り返して製品の信頼性を確保することも重要になります。

そうしたことに加えて求められるのが、生産のプロセスを考えた設計です。生産現場で組み立てやすいか、金型の成立性に問題はないか、効率的に生産できるかなど生産現場の側面からも開発設計を進め、高品質・低コストの量産化につなげます。生産技術部、生産部、品質保証部と相互に連携する一貫生産体制の強みを発揮し、市場競争力の高い製品を実現していきます。

お客様の要望の製品化の一方では、近い将来を見据えた製品の先行開発も行っています。自動車業界の動向やユーザーのニーズを探り、開発設計者のアイデアでこれまでにない新しい形や機構を取り入れた製品を提案しています。従来の常識を打ち破るような限界のない自由な発想で世の中になかった、ものづくりを目指しています。

CEで社内情報を共有

生産技術という仕事

製品の開発構想に基づき、生産に必要な道具や設備を準備。精度・品質・納期・コストなどさまざまな側面から生産ラインを考え、製品をより早く無駄なく、高品質につくる工程計画を立てていく仕事です。人、材料、設備、レイアウト、組み付け方法などを効率よく組み合わせて、製品製造の付加価値を高め、企業理念の「最新の技術」「最高の品質」「最低のコスト」を実現します。

製品づくりにおいて、開発から生産までの流れをつなぐ重要な役割を持ちますが、当社の生産技術は、他部門と密接に連携した高度なCE(コンカレント・エンジニアリング)によって、一連の流れを双方向化し、各部門が共通の情報基盤に立って業務を展開。ロスの少ない組み立て方や品質を高める製造法など、生産技術の視点を開発設計の初期段階から盛り込んでいます。

シミュレーション技術を活用した最適形状の提案や軽量化技術にも力を注ぎ、常にお客様のニーズに合わせた製品が提供できるよう取り組みを進めていきます。